製品仕様
TECHNOVIT5071
テクノビット 5071
KULZER社製の、硬化後の溶解が可能なアクリル樹脂です。
硬化して研磨後、中身のサンプルを取り出したい、という場合に最適な樹脂でございます。
仕様としては、基本的なアクリル樹脂と変わりなく、
主剤と硬化剤を混合し、10分程度で硬化します。
アクリル樹脂ですので、発熱温度は最高120℃程度まで上がりますので、収縮や密着性はエポキシ樹脂と比べると劣ります。
気泡は発生しますので、加圧器(TECHNOMAT又はPRESSURE VESSEL)を一緒にご使用いただくことを推奨しております。
そして、中身のサンプルを取り出す際には、アセトンに浸して溶解します。
完全に取り除くまでの時間は、包埋径によりますがφ30㎜程度で、室温の場合11時間、50℃程度の恒温槽内の環境下で4時間になります。熱に強い試料の場合は、それ以上の温度に設定いただいてもかまいません。
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